2月28日この日は奇跡的に晴れたが、肌寒い夕べだった。
翌日は予報通りの大雪、アビオンクラブのイベントにはいつも天の助けがある。
原宿・竹下通りを1本入った"ブラームスの小経"というロマンチクな小経に一際目立つ、ジャルダン・ド・ルセーヌという小粋なフレンチレストランがある。当日のお客様54名は、18時の開場までに思い思いの服装で集まってこられた。ほぼ全員がアビオンクラブの会員、新しく立ち上げたアビオンインターナショナル株式会社を熱心に応援してくださっている皆様だ。
ここでの演奏会は2回目、定員が58名といわれているが、54名でもかなり手狭に感じる。 18時40分古橋ユキさん率いるタンゴ楽団(ピアノは竹本真理さん、バンドネオンは新進気鋭の北村聡さん)の演奏が始まった。今回は食事と演奏をほぼ同時に始める事にしてあった。
ウエイターさんたちは演奏の邪魔にならないように気を遣いながらてきぱきとフルコースのお料理をサービスして下さっていた。
演奏は一部と二部に分かれ、ほとんどをアルゼンチン・タンゴで1時間20分、琴線を揺さぶられる切なくも妖しく、ロマンチックと哀愁が交差した響きに酔いしれ、アンコールは3曲、好評のお料理とともに終宴した。