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サバンナの動物たち

サバンナの動物たち

大トカゲ

アンテロ-プ(羚羊・カモシカ類)

トピ(アンテロープ)
トピ(アンテロープ) バブーン(ヒヒ)の群れ
バブーン(ヒヒ)の群れ

 インパラはどこでも群れを作っていた。いつもちょっと小高いところに見張りでもしているように立っているトピ・ビ-スト。これと良く似ているけれど茶色で腹が薄白く角が鍵状に上を向いているハ-テ・ビ-スト。お尻が丸い白毛で覆われているウオ-タ-バック。小鹿のような身体に綺麗な黒い横線の入ったスマ-トなトンプソンガゼル。このガゼルより一回り大きくスカイラインのような線が入っていない茶色のグランドガゼル。1頭だけ飛ぶように枯れ草の上を駆け抜けたデックデック等、車の走る道を挟んであちらこちらで見ることが出来た。

子象のかわいい仕草

象の親子
象の親子

 マサイマラでは、象は2〜3頭が遠方の塩湖の中に見えていたし、マラ川の畔の茂みに7〜8頭の群れと突然遭遇したこともあった。アンボセリでは大群が沼で水浴びをしている姿を楽しめた。マニャラ湖畔の森の中で群れを見つけた時は皆興奮した。茂みから出てきた象たちは私たちの車の直ぐ後ろを通り抜け、砂場に出て、しきりに砂を鼻に含んで身体に振りかけ始めた。子象は痒いお尻を倒木にしきりに擦りつけていた仕草がとても可愛かった。
「茂みにはたくさん虫がいて、肌を刺されて痒いから茂みから出たら砂をまぶしたり、ああやって倒木に痒いところをこすりつけているのさ」とミンディが説明した。


クロサイ

望遠でとらえたクロサイ
望遠でとらえたクロサイ

 マサイマラではこんなことがあった。ジョセフが何かを見つけ、双眼鏡をダッシュボ-ドから取り出して「クロサイがいる。見てご覧」手渡された双眼鏡で探したが、私には見えなかった。同乗していた他の二人は双眼鏡で見ながら「見える、クロサイだ〜、角が見えるよ〜」と叫んでいた。私は、随分、目が悪くなったもんだなと実感させられ、老いを感じて落ち込んでしまっていた。だいたいクル-ガ-と違って、なかなかサイを見つけることがマサイでは最近難しくなっているようだ。

キリン

縞模様に特徴があるマサイキリン
縞模様に特徴があるマサイキリン

 キリンは所々に対でいた。マサイキリンで模様がアミメキリンに較べるとはっきりしない、ツタの葉模様だという。
 マサイマラやアンボセリ、ンゴロンゴロでは群れも多く見ることが出来た。木の葉を食べているところや首を互いに擦り合っている情景などもかわいらしかった。子供のキリンも多くいた。出産が終わって、子育て期に入っているのだ。
 色黒のキリンが1頭いた。「黒く色が変わって見えるのはもう年取ったキリンだよ。群れから離れてただ1頭、死を待っているのだよ」ミンディが言った。人間と一緒だ。年を取って皺が増えて身体の線が崩れてくると死と対決するようになる。「我々と一緒だね」誰かが呟いた。

ジャッカル

サーバル
ジャッカル

 ジャッカルが1頭、私たちの車を出迎えるように、道にたたずんでいるのに出会った。ジャッカルって大きくどう猛かと思っていたが、1m弱くらいの足長で尾が体長の三分の一くらいのスマ-トな身体をしたかわいいものだった。背毛が黒く「背黒ジャッカル」というのだそうだ。「オ-カミやコヨ-テと同じ仲間で、全くどう猛ではなくて小動物や昆虫類を食べているのだ」とジョセフに教えられた。

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