ホームAVION ツアー日記ケープタウンと喜望峰(ブルートレイン&南アフリカ)レポート

ケープタウンと喜望峰(ブルートレイン&南アフリカ)レポート

ケープタウンと喜望峰(ブルートレイン&南アフリカ)レポート

喜望峰はポルトガルに喜びをもたらすだろうと名付けられた岬
旅人:高城 英雄

ケープタウンも快晴に恵まれた。


テーブルマウンテン

3億5千万年前海底だったと言われる1088mのテーブルマウンテンの頂に登って見ると眼下は靄に包まれていてはっきりとはしない。南極から上ってくる寒流が大西洋を流れているので、いつも霧状の雲が漂っているのだろう。
頂上には特異な生物、ゾウ科の「ダッジィー」というねずみを太らせたようなものが棲んでいるというが見ることはできなかった。南アフリカの国花キングプロテアの花が崖に小さな住みかを見つけて咲いている。

夜、テーブルマウンテンと道を挟んで向かいにあるシグナルヒル346mに上ると街の夜景がきらきら輝く明かりに浮かんで美しい。人々の憩いの場所になっていてベンチや車の中に二人連れがいる。見上げると満天の星の中に南十字星が見えたが、オーストラリア、ニュージーランド、サモアなどで見た十字星より小さく一寸遠くに見えた。
ウオーターフロントにある大ショッピングセンターは夜9時頃までは安全だと説明がある。市内の昼間は安全だが夜の一人歩きは駄目だと言う。ウオーターフロントの中を歩いてみると、いろんな国の人々で賑わっていた店がある、日本人の板さんが鮨をにぎっている、65ランド(1,100円位)で鮨を食べた、この時期は「きはだ鮪」だと板さんが教えてくれた。ヨハネスブルグで食べた鮨よりはるかに活きがが良く美味しかった。

ボルダースビーチ


ペンギン

ドイカー島のアザラシ

ケープタウンの見所は他にも多くあり、ペンギンがうじゃうじゃいるボルダースビーチ、アザラシの生息地ドイカー島など短い滞在の中で総て見てまわった。ペンギンは、オーストラリアのフィリップ島で寒さに震えながら夜中にしか見ることが出来なかったが、ここでは昼間見ることが出来る。しかも幾枚も写真を撮ることが出来るので感激だ。

アザラシはホウト湾から小型の観光船で岬の突端に浮かんでいるドイカー島まで見物に行くのだ。船は結構ピッチングとローリングで上下左右に揺れる。
現場に到着すると、たくさんのアザラシがカモメに混じって日向ぼっこをしていたり海に潜って餌をとっているのが見える。

最後の見所はなんと言っても喜望峰である。


喜望峰

ケープポイント

ポルトガルのヴァスコ・ダ・ガマがインド航路を発見した際に国王マヌエル1世がポルトガルに喜びをもたらすだろうといって名付けた岬だ。
快晴に恵まれた岬は風もなく海は凪いでいた。
喜望峰が最南端だと思っていたら、さらに南にあるケープポイントの標高210mが左手を伸ばしたような形であった。上ってみると岬の西側には寒流が流れ東側には暖流が流れてぶつかり合っていて白波が立ち、霧が多く発生する場所だということが分かった。

この岬の突端には灯台が残っていて記念写真を撮った。ガイドが喜望峰の先の海を指し、あそこにその昔「さまよえるオランダ人」と呼ばれた幽霊船が漂っていた場所だといっていた。

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